
| 第1章 まちづくりの重点テーマ 第1節 定住の促進と移住者の受け入れ 活力と潤いのあるまちづくりを進めていくためには、これからのまちづくりを担う若者の定住や移住者の受け入れが重要な課題となります。 十勝圏との連携を考慮に入れながら、若者や移住者にとって住みたいまちを目指し、その基本となる「働く場」、暮らしのベースとなる「住まい」、生き生きと暮らせる「楽しむ機会」の3つの側面から環境や条件の整備に努めていきます。 (1)働く環境 本町の産業の核となる農業では、担い手不足に対応した農業法人化による就業機会の創出、後継者育成及び新規就農の受け入れ体制の整備を進め、就労機会と農業従事者の確保に努めていきます。 高齢化が進む中で、福祉・保健関係のサービス需要が一段と拡充していくことから、民間事業者の受け入れ、既存事業者の事業拡大を支援し、専門的な知織・技能をもつ人材の雇用拡大を図っていきます。 また、既存企業等の事業拡大や新たな産業(起業)への支援を行い、それに伴う雇用機会の創出に努めていきます。 (2)住む環境 市街地において公営住宅の建て替えを計画的に行うとともに、住宅情報の提供や宅地の分譲計画も積極的に進め、町外者の受け入れを促進していきます。また、子育てできる環境や医療機関を充実し、安心して暮らせるよう努めていきます。 (3)楽しむ環境 文化センター、アイスアリーナ、図書館等の施設情報やイベント情報等をインターネット等を通じて提供するとともに、時代の流れにマッチした活動や若者・女性のニーズ・感性を取り入れたスポーツ・文化活動・イベントを支援していきます。若年層や移住者の積極的な参加を促進して、お互いに一体感を持ちながら、楽しめるよう支援していきます。 第2節 農業の新たな展開への挑戦 農業の発展に向けて農業経営の改善・強化を図るとともに、産地の特性を生かした戦略的な取り組みを展開し、事業として魅力ある農業を推進していきます。 農家・農業人口が減少する中で、農業に生きがいと楽しさを感じられるよう環境を整備し、次代を担う農業従事者の育成・確保に努めていきます。 1 経営の強化 (1)企業体・組織体としての経営能力の強化 専門家による経営指導を通じて、家族経営の近代化、農業経営の法人化、認定農業者の育成等を進め、優れた経営能力により安定した農業経営を確立していきます。 北海道の産地としての条件を生かして、市場での競争に優位に立つために、有利な品種の生産、信頼されるブランドの確立、効果的な出荷時期、長期安定出荷体制の確立等といった戦略を展開し、価格競争に巻き込まれない付加価値の高い経営を進めていきます。 (2)新たな能力の活用・導入 他の産業領域と同様に、農業分野においても急速に進んでいるハイテク化、情報化、マーケテイング等の新たな技術・情報・ノウハウを積極的に導入し、効率的な生産、安全な品質、新たな品種の導入、気象・市況情報の効果的な活用、新たな販売先の開拓等に取り組み、先端的な農業の振興を図っていきます。 2 楽しい農業への挑戦 (1)労働負担を軽減する農業 農作業で、問題となっている労働力不足の解消と過度な労働負担を軽減していくために、へルパー及び業務請負の体制を整備するとともに、フリーストール・ミルキングパーラーの導入による合理化を進め、適正な労働時間のもとで、人々においしく安全な食料を提供する喜びを持ち、生きがいのある農業を進めていきます。 (2)楽しい、快適な農村の暮らし 農業後継者である青年の配偶者対策として、体験実習の受け入れ、交流会を進め、幸せな家庭生活を支援していきます。 また、上下水道の整備やふん尿等の処理対策を推進し、農村地域において快適な暮らしができるよう取り組んでいきます。 (3)児童・生徒・住民との楽しいふれあい 町内の児童・生徒や都市の住民に対して、農業や農村の暮らしを体験する機会を提供し、農業や自然の大切さを肌で感じてもらうとともに、農業従事者にとっても楽しめる交流を進めていきます。 また、地元の人々に新鮮な農畜産物を提供し、品質・味の良さを実感してもらうとともに、学校給食等へも積極的に取り入れるなど農業への理解を深めるよう努めていきます。 第3節 少子高齢社会への対応 子どもをもちたいと思う人が、安心して子どもを産み、次代を担う子どもを健やかに育てることができるよう、福祉・医療・保育・教育・生活環境等の面から総合的に取り組み、少子化傾向に歯止めをかけるよう努めていきます。 また、高齢者が元気でいきいきと活躍できるよう支援するとともに、援護を必要とする人に対しては、適切な在宅及び施設福祉サービスの提供に努め、住み慣れた地域で安心して暮らせる環境を充実していきます。 1 少子化への対応 (1)健やかな成長 はじめて子を持つ不安を解消し、安心して育児に対して正しい知識をもって育児にあたれるように出産・健康・栄養等について指導・実習を行っていきます。 また、乳幼児に対して一定期間毎に健診を行い、乳幼児の発育・発達・栄養・生活状況を把握し、健やかに育つよう努めていきます。 (2)保育・子育て 女性の社会進出や核家族化の進行に伴う保育ニーズの多様化に対応して、乳児、低年齢時保育、障害児保育、一時保育や学童保育を実施し、子育てを支援していきます。 また、「子育て支援センター」を充実し、育児不安や子育ての悩み等の相談に応じ、安心して育てられるよう支援していきます。 (3)健全な育成 地域において高齢者との交流、恵まれた自然とのふれあい、農業体験等を進め、子どもの豊かな感性や個性を育んでいきます。 (4)子どもにやさしく、安全な環境づくり 交通事故や犯罪等から子どもを守り、安心して暮らせるよう環境整備や体制づくりを進めていきます。 (5)教育費の負担軽減 義務教育に係る教育費の負担軽減を図るとともに、義務教育以降の進学希望者に対して奨学金の貸付等を行い経済的な負担を軽減していきます。 2 高齢化への対応 (1)健康づくり、疾病の予防 高齢者が、元気で健康に暮らせるよう各種検診、健康教育、健康相談を実施し、疾病の予防と健康の増進を図っていきます。 特に、加齢に伴い発生しやすい寝たきりや痴呆を予防するための指導を強化していきます。 (2)生きがいの促進 人生80年時代を迎えて、高齢者自身が生きがいを感じ、高齢者の能力・知恵・経験が地域社会で大いに生かされるよう生涯学習・就労・地域活動等の体制・環境づくりに努め世代間交流を図っていきます。また、老人クラブや各種団体・グループを支援し、社会参加を促進していきます。 (3)要援護者への支援 介護保険制度のもとで、認定された要援護者が適切なサービスを受けられるよう在宅福祉の体制を整備していきます。介護保険の対象にならない「自立」と判定された方やひとり暮らし・高齢者世帯についても、安心して暮らせるよう町独自で各種の在宅福祉サービスの提供に努めていきます。 また、援護を必要とする人が安心して住むことができるよう、特別養護老人ホームの体制の充実と増床、グループホームを設置するとともに、高齢者生活福祉センターやケアハウスの設置について検討していきます。 (4)安心して暮らせる生活環境づくり ひとり暮らしや高齢者世帯も、安心して暮らせるよう、安全で快適な住宅団地を建設していきます。 また、災害、交通事故、犯罪、悪徳商法等から守るために、高齢者に対する啓発を進めるとともに、地域での助け合いや環境整備に努めていきます。さらに、移動手段に支障をきたさないようJRや路線バスの確保、町有バスの有効活用を図っていきます。 |